民話・伝承・風習系 : てら…こわす。~怖い話まとめちゃんねる~
怖い話まとめ☆てらこわす

猫、忠義に身命を賭す【耳袋】


昔、大阪のとある所に河内屋惣兵衛という町人の家があった。
惣兵衛には一人娘がいて、夫婦はこれを溺愛していた。

また家では、長年一匹のブチ猫を飼っていた。
娘も猫を大変可愛がっていたが、ある時から猫が娘につきまとうようになった。
片時も離れないその様子に、町では「あそこの娘は猫を婿にしたそうだ」などと陰口を叩かれたりしていた。しまいに「あの娘は猫に魅入られているんだ」という噂も出て、縁談を断られるまでになった。

それを危惧した惣兵衛は「このままでは娘が嫁にいけなくなる」と猫を遠方へと捨ててきたが、いつの間にか戻り娘のそばにいる。惣兵衛はどうしたものかと悩んた。


飴を買いに【古典怪談】


ある所に一軒の飴屋さんがあった。
夜、もう店じまいをしており、そろそろ寝るかという頃に、表戸を叩く音がした。
なんだなんだと店主が出ると、青白い顔をした若い女が立っている。
女はか細い声で「飴を一つ売って下さい……」と。
店主は怪しんだが、女が一文銭を出してきたので売ってやった。

鬼の造りしもの【長谷雄草紙】


中納言長谷雄卿は多岐にわたる学問や芸を修めた才人で、朝廷の要職に就いていた。

ある日の夕暮れの事。
宮中に向かう途中、恐ろしげな目つきをした見知らぬ男が近づいてきた。
「双六の名手である中納言様とぜひとも勝負をしてみたいと思いまして…」
中納言は怪しみながらも、「ほう、それは面白い。ではどこで打とうか」と返した。
「それでは我が家へ行きましょう」と男が言うので、
「いいだろう」と一人で男についてゆくと、朱雀門にたどり着いた。

それは、家族でした


どの本でだったかどうしても思い出せないんだけど、
ずっと前にこんなのを読んだおぼえがある。

戦後しばらくたった頃、地方のある農村での話。
村で一番の旧家の跡取り息子が失踪する。
山狩りをしても池を浚っても見つからない。
金か女のトラブルかと思い、人を雇って調べさせたがまったく手掛かりがない。

犬が鳴く山


たぶん奈良時代。

山のふもとの村に猟で生計立ててた若者がいた。
若者は母親と2人で暮らしてたんだが、母親がその日ちょっと具合悪かった。
で、「よーし今日は大物狩って母ちゃんに元気になってもらうかー」って感じで張り切って家を出たのよ。

若者が狩りに行く時に、いつもお供に連れてく犬がいて、その日ももちろん連れてった。
で、山の奥の方に入ってくと犬が何かを発見したみたいで、
若者がそっちを見るとめっちゃ大きな鹿がいた。
若者は「こいつは上物だ、きっと母ちゃんも喜ぶぞ」って喜んで、
鹿に気付かれないようにそっと近づいていった。

清衡の呪い


怖くはないが、興味を惹かれた話。
実際の話らしいので出来るだけ仔細に書こう。

作家、民俗学者として知られる山田野理夫氏の話。
或る春の朝、氏が起きると突然右膝が痛み出し、立つことも出来なくなった。
知り合いの鍼灸師を呼んで治療してもらったが、原因不明の痛みは治まらない。

その前後、山田氏は不思議な夢を見るようになったという。

神隠し譚


うちの昭和7年生まれのばあさんの、さらにばあさんが子どもの頃の事だから、
明治か江戸時代??かもしれない話。
それがわが家に伝わってきたのを書いてみる。

そのばあさんが12歳ぐらいのときに神隠しにあった。
当時は里子に出されたり人買いに売られたりなんてこともあったそうだが、
そういう親が事情を知っていて、いなくなったのではなく本物の神隠し。

【長編】失われた舞を求めて


私が生まれる前の話なので、直接見聞きしたことではなく、
その点では私の想像で補ってしまう分もあることを先に申しておきます。

それから地名、人名等は仮名としました。
もったいぶった始め方ですが、
この話の終わりには家の戸口に影が立つこともあるかも知れません…

フクロウとミミズ


その昔、山の神様が目玉を量産し、
それまでめくらであった山の生き物たちに眼をあげることにした。

山の神が「明日の朝、みんなに目玉配るから、欲しい奴は並べ」というので、
それまで目がなくて苦労し通しだった山の生き物たちは喜び勇み、
山の神の前にぞろぞろと列を成した。

雷様の息子


昔、桑原と言うところに、市兵衛という雷が大に苦手な男がいた。
この男の雷嫌いは凄まじく外で働いていても雷が鳴るとすぐに家に逃げ込み、
押入れに隠れてしまっていたという。

ある日のこと。市兵衛が外に出ていると、突然雷が鳴り出した。
市兵衛は肝を潰して家に逃げ帰り、押入れの中に閉じこもって震えていたそうだ。

その日の雷はやけにしつこく、いつまで経ってもなかなか止まなかった。
そのときだった。ひときわ大きく雷が鳴り響き、市兵衛の家に落雷した。
市兵衛はあまりの恐ろしさに気絶してしまった。

鳩のお礼


あるところに、父母と娘二人の家があった。
姉妹のうち妹の方は後妻の子供で、姉娘は当然の如く母親に苛められていた。

ある日、父親が畑から帰ってきたときだった。
父親は鍬を畑に忘れてきたことに気がついた。
「おや、畑に鍬を忘れた。今からまた戻って取ってこよう」

それを聞いた心優しい姉娘は、
「父さんは疲れたろうから私が取ってくる。父さんは休んでいてください」
と言い、畑に走っていった。

山の魔物


北海道で猟師をしている人の話

ある山にビバークしてクマを追っていた日のこと。
突然、傍らで寝ていた相棒の猟犬が立ち上がり唸りだした。
「どうした?」と声をかけても、普段ヒグマにさえ怯えない相棒の猟犬が、
全身の毛を逆立て、テントの一点を見つめて唸っている。
これはもしやヒグマの夜襲かと思い、ライフルを構えながらテントを開けると、
猟犬はものすごい勢いで飛び出していった。

片目の大イワナ


秋田・岩手の県境の山里に住む、
元マタギの老人の話が怖くはないが印象的だったので書く。

その老人は昔イワナ釣りの名人で、
猟に出ない日は毎日釣りをするほど釣りが好きだったそうだ。
しかし、今は全く釣りをしなくなったのだという。これには理由があった。

犬神が憑いている


ばあちゃんは四国の山奥に住んでた。

ばあちゃんが若い頃、地区の運動会で大活躍をしてたら、
いきなり左膝が痛くなって、みるみる腫れ上がって動けなくなった。
こけたり、ぶつけたりもしていないのに。
医者に診せても原因分からず。
わざわざ山を下りて町医者にも見せたけど、分からなかった。

りゅうちゃんの話


私は所謂「見える人」だ。

といっても「見える」「会話する」ぐらいで他に特別な事が出来るわけではない。
例えば分かり易く事故現場にボケっと突っ立つ、どことなく色の薄い青年。
私と目が合うと照れくさそうに目を逸らす。
20余年こんな自分と付き合っていて、生きている人間と同じくらいの「何か」に引き留められている色の薄い(元)人を見てきたが、
彼らがこちらに害を加えようとした事はほとんど無い。
ある人は何かを考えこんでいるような。
またある人は虚空を睨むように、その場に留まっている。
自由自在に移動しているような奴は本当に極稀である。
正直、オカルト好きな私にとってこの体質は非常に有難い。
ラッキーと思っているくらいだ。

これまで「オカルト好き」と「見える」のお陰で色んな体験をしてきたが、
私は私の体質が生来のモノなのかどうか知らない。
記憶に残る一番幼い頃の話をしようと思う。

木守り


皆様は木守りという風習を御存知でしょうか。
実った木の実を全て取り入れてしまわず、いくつか残す風習は昔からあって、
取り入れずに残した実のことを、木守り(きまもり)と呼びます。
諸説ありますが、来年もまた沢山の実をつけてくれるように、
という願いを込めた行為です。

これは、私の祖父の姉が子供の頃に体験したお話です。

雀塚


東北地方の民族文化を研究してる大学の教授が雑談として話したんだけど、
東北地方に雀塚というのがいくつかあるらしい。
何も雀を弔ってる訳ではなくて、子供を弔ってる。

どういうことだろうと思ってると、
なんでも昔から飢饉や食料不足になると口減らしとして、
長男は家督を継ぐし女の子は女郎として遊郭に売れるからいいのだけど、
長男以外の息子・次男や三男なんかは、正直いてもしょうがない存在になるそうだ。

で、飢饉や食料不足になると村の大人達が口裏を合わせて、
ある晩ある事を決行する。

宴会は、怖くても楽しげに


先日、とあるこじんまりとした旅館に泊まった。
少し不便なところにあるので訪れる人も少なく、静かなのが気に入った。
スタッフは気が利くし、庭も綺麗、部屋も清潔。文句なしの優良旅館だ。

山の中にあるため夜遊びする場所もなく、
日付が変わるころには旅館の中は静まり返っていた。
早めに床に就いた俺は、夜中の2時過ぎ頃かな、なぜか目が覚めてしまったんだ。
その後寝付けないので、静まり返った館内を探検してみようか、なんて思いついた。

烏名(からすな)


俺の生まれて中2まで住んでいた土地の風習の話。

そこは京都に比較的近い場所にある山あいの村(現在は市の一部)だけど
裏山には謀反の疑いをかけられて逃げてきた皇子が隠れ住んでいたという言い伝えがあり実際に600mくらいの山の中腹には岩屋というか室のようなものが残っている。
ひさしのような大きな岩が張りだしていて、中は頭をかがめないと入れないくらい
入り口がすぼまっていて奥行きは7~8mくらいかな。
村では俺が小さい頃までは月当番を決めて
奥にある神棚に火を入れたりお供えをしたりすることをやっていた。
この皇子というのが伝承ではかなり古い奈良時代以前の人らしい。

その村はほとんど農家ばかりだけど、
昔からの風習として子供が生まれると名前を二つつけていた。
子供が病魔なんかに取られないように、捨とか棄丸とかつけて
後に変えるという話は聞いたことがあるけど
そういうのとも違ってはじめから名前が二つあるんだ。

森の中の白蛇


ちょっと自分的に洒落にならんかった話。

俺が小学生位の時かなぁ。
俺さ、片親で母親が出稼ぎに出ちゃってたもんだから、
中学生位の間までずっとじいさんばあさんの家で育てられてたのよ。

じいさんばあさんの家はホントにドが付く位の田舎にあってさ。
だから自然だけは沢山在って、俺はよく森の中で虫取りなんかして遊んでた(一人で)
その日も確か、昼飯を食った後、蝉を取りに出かけたんだよ。


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