ケイさんシリーズ : てら…こわす。~怖い話まとめちゃんねる~
怖い話まとめ☆てらこわす

看護師ケイさんの話その12(ラスト)【霊園】


先日、バイク事故で死にかけていた(殺しても死ななそうな)ケイさんの退院祝いに、
同期の松田と俺とケイさんのお兄さんという不思議なメンツで松田のセダンにて
某テーマパークに行って来た。

ケイさんの妖怪並の回復力、ジェットコースターが乗っている最中に
機械の誤作動で止まったりと、かなり本気で洒落にならないことがあったりしたが、
それなりに楽しかったしケイさんのお兄さんの巴さんはケイさんと違って
かなり優しく、たかが2歳差でこうも人間のデキは違うのかと思ったりした。

しかしそれは甘かったと、数時間後に知るハメになった。

看護師ケイさんの話その11【見下ろす顔】


先日、ケイさんがバイク事故を起こした。

どっから回ってくるのかそのニュースはその日の朝っぱらから病院中に広まった。
辞めた人間のニュースが瞬く間に広まるこの病院はマジでオカルトだと思う。
俺だって知らなかったのに。俺に回してきたのは同期の松田だった。
「レゴストラップが千切れたから嫌な予感がしたんだ」
と松田は言った。ちょうど俺も松田も次の日から三連休だったので
ケイさんのお見舞いに行くことにした。
後輩の鑑ではないか。

看護師ケイさんの話その10【人形】


先日、ケイさんが病院の事情により二、三日ほど名古屋に滞在することになった。
動物嫌いのケイさんは猫がいる俺の部屋ではなく
同期の松田の部屋に泊まることになった。
もちろん俺も遊びに行き、三人で酒を飲んで騒いでいた。
そんなとき、何かの拍子にジジコンな松田の今は亡きお祖父ちゃんの話になった。
お祖父ちゃんは松田に甘かったらしく、誕生日にロゴのセット(当時は割りと高級品)
を買ってくれたそうだ。
「でもさあ、全部弟に壊されちゃって残ったのはこの人形だけなんだよね」
と、松田は工場の人のような人形を見せて来た。
その人形を片手にお祖父ちゃんの思い出を語る松田を見て、
俺はよからぬイタズラを考えてしまった。
今思えばほんとに最低だったと思うが、普段から奴にからかわれているので
仕返しがしたかったのだと思う。

看護師ケイさんの話その9【絵馬】


昨日一昨日と、ケイさんと職場の友人達と京都に行って来た。
ケイさんの誕生日だったことと、両親の墓参り、
そして俺が今年の旅行の幹事に任命(押しつけられた)されたので
候補地の下見に行くという理由の為に皆を巻込んで。
久し振りの京都に興奮した俺達は墓参りをした後はそれなりに観光地をウロウロして、
湯豆腐とか食って、アンミツで胸焼けしたりしながら遊び回っていたんだが、
同期の松田が縁結びの御守りを買いたいと言い出したところから、
せっかくの旅行はおかしくなった。

看護師ケイさんの話その8【社員旅行2日目】


福井への社員旅行のときの話。

魔の社員旅行初夜が明けた二日目の朝。
前日に浴びるほど酒を飲んだ為か俺の愚行の為か、
いつもの倍機嫌が悪いケイさんに全身を踏み付けられて起床した俺は、
身仕度を済ませバスに乗り込み、芝政ワールドに向かった。
芝政はそれなりに楽しく、なにも変わったことは起きなかったが、
今回の旅行の目玉であり、イッちゃってるうちの院長が
いちばん行きたがっていた自殺の名所、東尋坊が問題だった。

看護師ケイさんの話その7【社員旅行】


一年前の社員旅行での体験。

その社員旅行で、俺は福井に行った。
なんの奇跡かはたまた呪いか、俺はケイさんと同じ部屋に泊まることになった。
それがいけなかった。ケイさんの存在に頼りすぎて、
ケイさんがいることに安心しすぎて、調子にのってしまったのだ。
福井旅行のプランは、
一日目 旅館直行 宴会
二日目 芝正ワールド散策 東尋坊
という微妙なものだった。でもせっかくの旅行だし、多少はハメを外して楽しもう、と
俺は同期たちと話していた。それも、いけなかった。

看護師ケイさんの話その6【振り向くな】


先週、ひどく怖い目に合ったので久し振りに投下。

先週の月曜日、たまたま名古屋に帰ってきていたケイさんと飲みに行った。
相変わらずのアル中っぷりで20分もしないうちに
ビールジョッキは既に8コも空になっていた。
その飲みっぷりのほうがオカルトな気がする。
今は九州の小さな病院で働いているというケイさんに、
俺は懲りずに怖い話をせがんだ。
ビビりのくせにオカルトが好きという致命的な馬鹿が俺である。
そしてやはり、それがいけなかった。

看護師ケイさんの話その5【御守り】


一昨日久方振りに夜勤に入ったとき、
自分的にはものすごく怖い目にあったので投下。

ケイさんがいなくなってから一か月が過ぎ、
周りも俺も最早ケイさんの存在なんか時折思い出すくらいになっていた。
しばらく家庭の事情で仕事を離れていた俺も職場復帰し、
その日は久し振りに夜勤だった。
ケイさんがいなくなってからは初めての夜勤かもしれない。

その日の夜勤は同期の松田と途中入社の新人の3人で、俺は4階に待機していた。
4階はケイさんがいつも待機していた階で、俺もどことなく安心感があった。
そして夜12時を回った頃、早寝の俺は仮眠を取る為、ステーションを出て
4階の仮眠室に入った。
ケータイのアラームをセットし、薄っぺらい布団にくるまって眠りにつく。
久し振りの夜勤で疲れたのか、俺はすぐに寝入った。

看護師ケイさんの話その4【道連れ】


10月になったばかりの某日、ケイさんが職場に遊びに来た。
大騒動を起こして辞めたくせにちゃっかり遊びに来れる神経がオカルトだと俺は思う。
ケイさんは和気藹々と職員の皆と喋り、1時間ほど滞在して帰った。

そしてケイさんが遊びに来た日の夜、
心筋梗塞を起こして84歳の患者さんが亡くなった。
偶然だろうが、やっぱりケイさんは死神か疫病神か何かの類なんじゃないかと、
俺は本気で思った。
そして、またひとつ嫌な思い出を思い出した。
前置きが長くなったが、本題に入る。

看護師ケイさんの話その3【退職】


10月に職場復帰するはずだったケイさんが、今日付けで退職した。
朝のミーティングでそれを言われたとき何故か俺は号泣してしまって、
今日一日最高に恥さらしだった。
帰ってくるって言ったくせに、あのメガネめ。
そんな憎しみに近い悲しみを抱きつつ、今日はケイさんが休職…
というか退職する羽目になったキッカケの出来事について投下しようと思う。

それは8月の終わり頃、俺はエンゼル(死後処置)の為、
朝っぱらから駆り出されていた。
同期のスタッフや看護学生もみんな出払っていて、
確かフロアに残っていたのは夜勤明けのケイさんと、
早番だった二人のスタッフだけだったと思う。
その日は確か立て続けに二人亡くなって、特に大変だった。
俺は浄式用のバケツやら何やらを抱えて、処置室と病室を行ったりきたりしていた。
そして、たまたま霊安室の前を通りがかったとき。何故か俺は全身に悪寒が走った。
鳥肌が異常に立って、熱でも出たのかと思ったくらい、嫌な感覚がした。

看護師ケイさんの話その2【夜の巡回】


以前、ケイさんという職場の先輩の話を書いた者だが、
ちょっとやらかして休職してたそのケイさんが10月から職場復帰するらしいので、
今のうちにケイさんとの話をいろいろ投下しようと思う。

ケイさんが休職する一月くらい前。夏のクソ暑い日のこと、
俺は夜勤のケイさんに付き合わされて夜の巡回をしていた。
ケイさんに3階の見回りを命令された俺はひとつひとつ部屋を見て周り、
異常がないのを確認すると、上にあがる為エレベーターを待っていた。

看護師ケイさんの話


俺の職場には、いわゆる『見える人』がいる。

仮にケイさんとしておくが、この人は本当にヤバい人だ。
見た目はちょっと派手なだけで、ほかは割合普通の男の人なんだけど。
やっぱり違う。
まあ、俺もいわゆる『感じる人』で、はっきり見えたりはしないが、
しばしば嫌な気配を感じたりすることはあった。
でもケイさんはケタが違う気がする。
ちなみに職場ってのは病院、しかも老人や重病者が集まる、
つまりは末期医療専門の病院だ。
ケイさんは看護師さん、俺は介護職員をしている。


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