未だ帰れず : てら…こわす。~怖い話まとめちゃんねる~
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未だ帰れず


この話するとトシバレだけど御愛嬌で勘弁。

昭和50年頃、アタシは旅役者で全国をドサ周りしてたの、ガチね。
んで、某県に行った時のことさ。
いつも木賃宿(って分かる?)的な安宿に泊まるんだけど、
この時の宿は気持ち悪かった。

戦災から焼け残ったボロボロの木造平屋で、廊下の両側に畳二畳の小部屋がズラーッと並んでる。聞いたところでは、昭和34年の売春禁止法施行前まで売春宿(いわゆる赤線)として使われていたらしい。

ここで一人一部屋ずつ入れられて寝たんだけど……
廊下の片側の部屋に泊まった人間全員(マジ全員!)が金縛りに遭って、
16,7の田舎臭い女の子が血まみれの大きな舌を首もとまで垂らしてる夢に一晩中うなされた。しかも、その子はケーロケロと蛙みたいな声を出し続けてるんだって。

アタシは被害に遭わなかったから、翌朝その話を聞いて不覚にも笑っちゃった。
でも、被害者の中で一人だけ、蛙語を聞き分けた東北出身の女性がいた。
彼女いわく、

「あれは蛙の鳴きマネじゃない。ケェシテケロ(=帰してくれ)って言ってたんだよ。
朝、窓を開けたら裏庭に大きな柿の木があったから、あの柿の木で首を吊ったんだと思う」

彼女の話がホントなら、柿の木側の部屋に泊まった人間だけがやられたんだろうね。

戦後は東北から売られてくる娘がまだいたんだねーと、
みんなで何となくしんみりしちゃったことを覚えてる。



【引用元:ほんのりと怖い話スレ その97

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この記事へのコメント

  1. 怖い名無しさん 2014年03月14日 13:09:15

    噂かもしれないし(噂であってほしいと願う)
    震災の後、風俗産業のスカウトマンが大挙して東北に入ったという話を聞いたことがある。

    形こそ違え、問題はあまり変わっていなかったりする。
  2. 怖い名無しさん 2014年03月14日 13:14:45

    形こそ違え、今もある。
    生活に窮するところにスカウトが声をかけてくる。

    多くの犠牲、涙が、人知れず葬られている
  3. 怖い名無し 2014年03月14日 18:05:09

    戦後は地方の方が裕福
    都会から着物などもって食べ物と交換してたんだよ

  4. 怖い名無しさん 2014年03月14日 19:00:44

    うんケーロケーロの所で
    それは東北弁では?って思ったらやっぱりだった
    他にもありますよ?
    ケロ→「○○下さい(して下さい)」
    「ちょうだい(催促の意味)」
    ケェーシテケケロ→「返して下さい」
    「返して!ちょうだい!(催促の意味のちょうだい)」
    ケーロケーロ→「帰れ!帰れ!」
    ケーロケーロ→「くれくれ」
    等々です
    文字にすると非常に解り難いけど…
     
  5. 怖い名無しさん 2014年03月15日 08:22:48

    今はもう無いのかな、その宿?あったら絶対有名スポットだよな。
  6. 怖い名無しさん 2016年03月02日 11:06:53

    知ってるよこの宿、同じ時期に泊まったことがあって、
    ○馬何だよね。フロもトイレも全部怖かった。


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