【百物語 第十七話】植物園のデカい奴 : てら…こわす。~怖い話まとめちゃんねる~
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【百物語 第十七話】植物園のデカい奴


これは小さい頃に体験したことで、あまりに小さかった為(幼稚園年長くらいの時かな?もはや時期も曖昧)、記憶がおぼろげなのと真実であったかさえも曖昧な話なので悪しからず。

何故か俺は植物園に居た(笑)
というのも記憶は既に植物園に来ているところからしかない。
…が、親たちが植物園の人と親しく話してる風景は覚えているので、「今考えると」という憶測ではあるが、たぶん知り合いが植物園を経営しててプチハイキングも兼ねて会いに行ったのだろうと思う。

でも俺は凄まじくつまらなかった。
大人たちは延々と立ち話に花を咲かしており(植物園なだけに)、人見知りの激しい俺は親の知り合いだろうがなんだろうが話に加わる気もなかった。
「暇だな~」と思い辺りを見渡すが植物園なだけに植物しかない。
今こそ花を綺麗と思う心を持ち合わせて居るが、その頃の俺の頭の中は1にウルトラマン、2にウルトラマン、3、4がなくて5にウルトラマンだった為、いくら花を眺めたところで暇が潰せるはずがなかった。

1人ウルトラマンごっこでもしようかなと思っていると、ある植物に目が釘付けになった。それは幅60センチ程度の鉢に立派な青々とした植物が植えられているものなんだけど(花は咲いてなかった)、何故か物凄い違和感がある。

ん?と首を傾げているとその植物が風もないのに動いた。
ちなみにこの植物園はドーム場になっており室内である。
びっくりする俺を尻目にその植物は尚も動き、なんと鉢の上から地面に飛び出したのである。

瞬間的に俺はマダツボミだ!と思った(笑)
しかし、対する俺はモンスターボールはおろかオーキドから最初のポケモンすら貰っていない丸腰状態である。

その場に尻餅をついて凝視しているとその植物がマダツボミではなく、とんでもなくデカいカマキリであることが分かった。
黒い目が2つ付いており、2本の触角。
極めつけに手には葉っぱに似た鎌がちゃんとついていた。

なんだカマキリかと安堵したかったが、その大きさは常識的な大きさを遥かに超越しており、尻餅をついて座っている俺の頭の高さよりソイツの頭は高い位置にあった(俺はカマキリを見上げていた)。

虫は苦手ではなくむしろ好きだったが自分よりデカい虫は話が別である。
カマキリはゆっくりとこちらを向くと威嚇のポーズを取った。
そのとたんに俺は我慢出来なくなり一目散に親の所までダッシュし泣きついてカマキリが襲ってくることを説明したが、その時にはもうカマキリは居なくなっており、違和感を感じた鉢も無くなっていた。

余談ではあるが、母親も昔、学校に向かうために家を出て後ろから風がいきなり吹いたので何事かと思って振り向いたら自分の家の屋根にモスラが止まっていたらしい…。
「モスラってそんな大袈裟な!」と言ってやったが、「いや、それがあながち大袈裟でもないんだって…だって家が潰れちゃう!と心配になるくらいの大きさしてたもん」と言われた。



流行りのゴーストライターさん、投稿ありがとうございました

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この記事へのコメント

  1. みー 2014年04月09日 23:11:01

    それは多分、一瞬だけ虫視線でカマキリを見たのかも。
    その辺で捕食されたバッタの最期のビジョンが憑依?したというかなんというか。
  2. 流行りのゴーストライター 2014年04月10日 04:35:11

    みーさん:なるほど!そう考えるとつじつまが合うし、面白いですね。
    でも、良かった…食われてるビジョンまでは見ないで(´-ω-`)笑
  3. 怖い名無しさん 2014年04月10日 10:50:09

    飛蝗には威嚇しないのでは?
    それに植物園ならバッタは害虫扱いかと思いますし…

    植物園の土地神様か守神様(対虫)がウルトラマンごっこに参加しに来たって考えてみると楽しい

    家が潰れそう、ですむ大きさは虫なら巨大だけどモスラにしては小さいような…
  4. 流行りのゴーストライター 2014年04月12日 02:08:05

    怖い名無しさん:ウルトラマンごっこしたかったんでしょうかね。
    でもカマキリの姿で出てきちゃうと役が怪獣固定になるので、ずっとやられ役でつまらないと思いますが(´-ω-`)笑
    しかも向こうはリアリティー追及し過ぎてて、ビームもカッターも出ない(細かく言えば赤白でもない)俺の方が段々申し訳なくなってくる可能性が…_(^^;)ゞ

    まぁ、確かに。モスラは言い過ぎかもですね。羽ばたいただけで家なんて簡単に吹き飛ばされそうだし。
    でも、羽を広げると家よりはるかに大きかったそうです。
    ん~にしてもモスラの水中ver.はかっこ良かったな~。ハリウッドで今度ゴジラがリメイクされましたが、モスラもぜひ!笑
  5. 怖い名無しさん 2014年04月12日 17:29:15

    マダツボミかと思ったらストライクだったでござる
  6. 流行りのゴーストライター 2014年04月12日 20:36:02

    怖い名無しさん:上手い!座布団1枚!
  7. 怖い名無しさん 2014年04月20日 10:58:18

    何それ?妖怪?
  8. 怖い名無しさん 2014年05月05日 16:03:18

    オーキドから~の辺りで吹き出しました。旅立つ前は必ず付近の博士の所へ行きましょう(笑)
    私も昔、30センチくらいのカマキリと遭遇して、驚きの余り立ち尽くした経験があります。カマキリがどうなったのか全く記憶が無いのが不思議です。
  9. 怖い名無しさん 2014年05月11日 15:16:57

    アリス症候群ってやつかな?
    普通サイズのものが巨大・極小に感じてしまう一過性の錯覚
    とりあえず中型犬サイズのガマガエルを見た記憶があるよ
  10. 怖い名無しさん 2014年06月03日 20:34:02

    ラビット関根かもしらんぞ(古
  11. 怖い名無しさん 2014年06月18日 12:53:17

    >>1
    おもしろい考察!

    自分も小学生の時、家の中で50センチ以上ある蜘蛛を見て
    母親に追いだしてもらったという記憶がある
    が、あとから冷静に考えても母親があまり取り乱してないし、
    窓のちょっとしたスキマから出ていけた事がおかしいと
    大人になって母に確認したら、『手に乗るぐらいだった』と言われた

    こういう話はよく見かけるが、子どものころは一時的な誤認識に
    なりやすいってことなのかな
  12. 俺の名前を言ってみろ 2014年08月26日 19:29:50

    要するにデカイかまきりの話だな
  13. らて 2014年12月05日 11:24:01

    昆虫家族羨ましい
  14. 怖い名無しさん 2015年11月24日 03:09:08

     大きさ云々がそれで説明つくとなると  花にそっくりな、花に擬態の進化を遂げた蟷螂ってのは本当にいるのよね。 画像検索でも容易に出てくるかと。 それが輸入された花に偶然混じってて、この方が発見、ショックのあまり一時的に大きさの認識を誤っていた、となると・・・一応筋は通るな笑(^0^;) 


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