拝み屋のひいばあさん【その3】 : てら…こわす。~怖い話まとめちゃんねる~
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拝み屋のひいばあさん【その3】


ひいばあさんの話し
うちのひいばあさんは拝み屋です。
昨日聞いた話し。

二年前のことなんだが、ひいばあさんの知り合いが亡くなった。
その知り合いも所謂拝み屋さんでした。
知り合いがなくなってから一週間、葬儀も終わり、少し落ち着いた頃、
その家で異変が起きはじめたそうです。
亡くなった知り合いの家族からひいばあさんに電話があったそうです。
亡くなった知り合いは「まあ婆さん」と呼ばれてました。

家族の話しでは、トイレに誰かが入っている。でも家族は居間に全員いる。
おかしいなと思ってたらまあ婆さんがトイレから出てきて、
生前使っていた部屋に入っていたり、部屋の電気をつけたり、
仏壇にろうそくや線香をつけるそうです。
普通に存在してる様にそこにいるんだと。
家族は怖くてひいばあさんにきてくれないかと言ってきた。



ひいばあさんは次の日に、俺の親父の車で隣の県まで行ったんだと。
ひいばあさんはまあ婆さんの家に着いて家族に挨拶して、
すぐ仏壇に線香をあげて、まあ婆さんがまつってた神棚の前に座った。

うちのひいばあさんは龍神サマをまつっています。
龍神サマはその土地に元々住んでる神様で、最初から神様なわけではなく、
龍神サマ自体が修行をして位を上げていくそうです。
その土地から離れることはなく、なんらかの理由で信仰が途絶えると、
神様の力も衰えていくみたいです。
もし元々の土地を離れる場合、移動先の神様と喧嘩になったり、
また最初から修行をしなおさなければならいんだと。
龍神サマは善い神様で、よほどのことがなければ人に祟りをなさないみたいです。

ひいばあさんは、この家で神様をまつる人がいなくなる。
つまり神様は力の衰退を恐れ、まあ婆さんを成仏させずに、
死んでもなお自分をまつらさせるためにその場所に留めているんだ。 と言ってた。
ひいばあさんは自分が生きてるうちは月に一度、神様を拝みにくる。
その後は知らん。お前らがなんとかしろ。
と家族に言って、今も月に一度親父の車で隣の県まで出張してます。

ひいばあさんが拝みに行くようになってから、まあ婆さんは成仏したそうです。
夢枕にまあ婆さんがでてきて、ひいばあさんに頭を下げて
鈴を三回ならしていったそうです。
ひいばあさんとまあ婆さんは、お互い先に死んだ方が、
最後の別れをしに行こうと約束していて、
合図が鈴を三回鳴らす。と言うことだったので、約束まもったな。
悪いと思ったんだな。頭を下げていったよ。
と言いながら泣いていました。
まぁ、またオチはない

ちなみに、月に一度鬼子母神を拝みに行き、
帰ってきてから自分の家の神棚の前に行くと、
龍神サマの存在が全く感じられなくなるそうです。
「合わないんだべな」
と言って笑ってた


まあ婆さんの家族に被害が及ぶのを心配してたから、
ひいばあさんは祟られても本望だと思うよ。
いつもいろんなリスクを負ってる。
ひいばあさんは因縁だからしょうがないと言ってたけど、
最近はお清めごとがあると、数日は体調を崩すから心配です



【引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?】

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この記事へのコメント

  1. 怖い名無しさん 2015年05月29日 16:50:35

    このシリーズ好きだわ
    3までしか無いのが残念
  2. 怖い名無しさん 2016年04月16日 20:49:21

    これは……自分の話しがまとめになっている
    うれしい


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