源平合戦の地に建つ学校 : てら…こわす。~怖い話まとめちゃんねる~
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源平合戦の地に建つ学校


自分が体験した話。

私の通っていた高校は有名ではないけれど
源平合戦の所縁の土地にあった高校でまだ築20年ほどだった。
何故か学校の鬼門と裏鬼門に向かい合うように神社があって、
二つの神社の間に学校があったんだ。
その高校に通っていた頃の話なのだけれども。
校舎は新しくて綺麗な建物だったんだけど、
入学してから一か月くらいしてから妙な事が起こり始めた。
部活の休憩時間に飲み物を買いに自販機の前に行くと、
小さな男の子の笑い声が聞こえてくる。

一人の声じゃなくて複数いるみたいで、
楽しそうにはしゃいでいる声が自販機のそばから聞こえてくるんだ。
最初は空耳かと思って気にも留めなかったんだけど、
不意に制服を引っ張られて、つられてそっちを見たら
小学校1年生くらいの青いシャツを着た男の子がにっこりと笑ってたんだ。

別にそれだけなら学校の先生の誰かの子供が遊びに来たのかと思ったんだけど
笑ってきた男の子から視線を外して買った飲み物を取ってまた視線を戻したら
男の子は居なくなっててまた笑い声が聞こえるんだ。
不思議に思いつつも部活の仲間のもとに戻って
「先生子供連れてきた?」と聞いたら、誰も知らないという。
その時はそれで終わったけれども、
その後も部活で学校に残っていると変なことが起こったんだ。

文芸部にも兼部で入っていて、
当時の文芸部の部室は茶道部と兼用の礼法室だった。
礼法室は大きく分けて二つの部屋があって、襖でその間を仕切っていた。
一つの部屋は大きな畳部屋でそこで主に茶会をしていたらしく、
文芸部として使う際には大きな机を出してそれを囲んで作業をしていた。
もう一つの部屋は4畳程度の部屋で押入れがあり、
主に茶器を洗ったり道具を片づけたりする際に使う部屋だったらしい。
文芸部として活動する時はその部屋は関係が無かったので
ほとんど使わなかったのだが

ある日、文芸部の活動をしているともう一つの部屋の方から視線を感じる。
視線をやると、白い着物を着た髪の長い女の人が正座しているのが見えた。
顔は髪の毛に隠れていて見えない。
文芸部の他の人は気付いていないらしく、
いつものように談笑をしながら創作活動に勤しんでいた。
誰も気づいていないようだったから気に留めずに談笑を続けていると、
視界の端にいた着物の女性がいなくなっている。
どうやら自分の見間違いだったのだろう、と談笑に華を咲かせていると、
不意に視界に影がさした。
え、と思う間もなく、身体から力が抜け、気付けば畳に倒れていた。
倒れた身体は金縛りにあったようでピクリとも動かず、
かろうじて動かせる目で視線を上げると
白い着物の女性が私に覆いかぶさろうと
大きな机に身を乗り出しているのが目に入った。
顔はよく覚えておらず、覚えているのは逆の合わせ目の白い着物と大きな影だけ。
しばらくの間身体を動かせずそのままでいる私の異変に気づいた友人が
声をかけてくれて、やっと声を出すことができるようになり、
友人に頼んで鞄の中に常に入れている数珠を取ってもらいました。

数珠を手にして必死に祈ると、やがて白い着物を着た女性は居なくなり、
身体を動かせるようになりました。
数珠といっても祖母の遺品の中にあったアメジストを数珠繋ぎにしたものなので、
そこまで強い効力を持っているものではありませんが
母が、念のため、といって持たせてくれていたものでした。
数珠を渡してくれた友人曰く、談笑している最中にいきなり私が倒れたとのこと。
着物の女性については見えていなかったらしいです。

その後も、在学中は部活中やその他の時に色々な事がありました。
部室に居た白い着物の女性については、あの後もそのままその場にいるようで
その時は見えなかった友人も後日見たと聞きました。

その後、文芸部の部室が変わったこともあり、
着物の女性を見ることはありませんでしたが
学校で起こる様々な事は変わりませんでした。
起こる出来事は些細なものなのですが
(声が聞こえる、いきなり金縛りに遭う、突き飛ばされる等)
まだ新しい学校だというのに、どうしてこんな事が度々起こるのだろうかと思い
昔から居るきさくで話しやすい先生に、笑い話ついでに
うちの学校って幽霊多いですよねと言って見た。

すると、先生も軽い調子で
「たしかに多いらしいな。俺は見たことないんだけど、
 去年転勤した先生がそういうの分かる先生で一度お祓いしたらしいよ。」と。
その先生と話したことをまとめると

・学校の○○棟がある所は、鳥居と鳥居の間にあるところで、霊道になっている。
・学校自体は新しいけれども、土地が源平合戦最後の地だったり
 藩の城があったりしたところだから色々と所縁が深い。
・霊道な上に学校(人が集まって賑やか)だからはしゃぐ霊の溜まり場になっている
・過去幾度かお祓いをやっている。

ということを聞いた。
その後卒業したのでどうなっているのか詳しくは分からないが、
たまに挨拶に行くと同じような気配を感じるので今もまだ居るのだろう。
(ちなみにその学校は現在創立26年である。)



【引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?part229

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この記事へのコメント

  1. 怖い名無しさん 2014年07月15日 18:41:32

    僕、歴史学び中の小学6年です。今、源平について調べてます。この体験談面白かったです!
  2. 怖い名無しさん 2014年08月08日 02:26:46

    鬼門も裏鬼門も神社で封じてるのに霊道になっちゃってるのかー。
    神社あるからこの程度で済んでるのかもね。
  3. 怖い名無しさん 2015年05月18日 16:34:43

    おもろい
  4. 怖い名無しさん 2017年05月29日 07:39:58

    源平合戦の以前より、元よりこの地は災禍を引き起こす性質を持っていたようです。

    霊道など可愛い物ではありません。
    どちらかと言うと異界(呼び方によっては魔界)の入り口のような性質です。

    本来なら、術に長けた術者のみが近付く場所ですが、沢山のエネルギーを欲した場が更なるエネルギーを得る為に学校が誘致されたのでしょう。
    このような場では人を恨む事無く清らかな心を継続して持たないと自滅します。

    なお、このような場では少し心得のある程度で簡単な術を行ったとしても取り込まれ自滅してしまいますので、ゆめゆめ行わないように。
  5. チーム大谷 2017年06月17日 15:36:11

    上白石萌音ちゃん?


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